2020年7月7日火曜日

「レトロゲームパック中身当てクイズ」をしました

そういえば3月以来、スタジオに入っていません。

なにせ3か月間というそこそこ長い期間です。幾らこの情勢といっても部の内外ではいろんなことがありました。
出産、転職、転居、入院、退院、進学、出撃、爆発、発散、伝説、そして神話へ。
めでたいことやら、新たな挑戦を迎える人やら、『メイプルリーフクラブ』も営業再開しましたし――
zoom飲みなんかもしてましたけど、ちょっと色々まとめて久しぶりに顔を合わせて飲もうじゃないか、ということで。

少人数、消毒必須、飲食時を除きマスク着用という約束の下に一部部員で酒を酌み交わしたところでございます。

メイプルリーフクラブには生ピアノがあるので、こう、みんなで、『セー○ームーン』とか、『横山○輝 三○志』とか、『魔☆少☆ま☆か☆マ☆カ』などの合奏を楽しみまして。
ゲーム音楽好きとアニメ音楽好きは近いんです。

で、その一方でちょっと面白い遊びが開発されました。
これ、気の合う方々で是非やってみてください。

『中古屋で何本いくらで買ってきたレトロゲームの中身当てクイズ』



いやこれ、エキサイティングですよ。

レトロゲームを扱っている中古屋では時として「スーパーファミコンソフト10本パック」というものが売っているんです。1000円くらいで。
多くの場合ソフトを重ねて並べたそのままパッケージングされており、端の2本(または1本)を除き、何のゲームかは解りません。
そもそも動作するかも保証されておらず、ノークレームノーリターンの物体です。

で、全員で「そういう売り方をするパックには、だいたいこういうゲームが入っているものだ」という予想を1~3本程度します。
当たっていたらおめでとう、という遊びです。

なんだそりゃ。スーファミって1450本くらい出てるんだぞ。
でも当てた人がいるんですよ。しかも2人も。

みんななかなかいい予想をするんです。
「FF6」、これは超メジャーソフトですがそれだけに出荷本数が多く、それでいてFF5に比べると若干不人気です。その意味でこういうのに入ってくる可能性はややあります。
それでもそんなまとめ売りみたいなことになるタイトルか? という疑問は出ますが、スーファミ10本パックは何も「単体で商品にならないゲーム」の寄せ集めとは限らず、突然大当たりソフトが入っているケースも多々あるのです。
スーパードンキーコングとか。

「スト2」「餓狼伝説」。格闘ゲーム枠という概念がなぜかスーファミパックにはあり、確かに突然らんま1/2あたりが入っていたりします。
同じ方向性でスポーツ枠もあります。特にサッカーゲームは色んなシリーズが出ており、含まれる確率は高いです。

そして欠かせないのがパチスロ枠。スーファミでパチスロをするというシチュエーションに魅力を感じたユーザーはいるのでしょうか。いるのでしょう。いるから発売されているんです。
でもなぜかこういうパックの常連です。

他にもスーパーマリオワールド、バハムートラグーン、ヘラクレスの栄光Ⅲ、西陣パチンコ物語、さいばらりえこのまあじゃんほうろうき、大仁田厚FMWなどの候補が出ます。

結論を書きますと、予想が当たって入っていたのは『エキサイトステージ』『ドラゴンボールZ 超武闘伝』でした。
いや、でした、と言われても困るでしょうけど。
でも全スーファミ作品の中からこれ当ててくるって、ちょっとなかなかですよ。

他に入っていたのは『ロマンシングサガ3』『幽遊白書』『スーパーファミリーサーキット』『プライムゴール3』『スーパー競馬』『Jリーグスーパーサッカー』『パチスロラブストーリー』、ええと、あと1つ何だっけ。バトルコマンダーだったか。
とりあえずサッカー多すぎますよね。
あと、パチスロラブストーリーって知ってます? 私は知りませんでした。

というわけで2本当たっただけでもちょっとすごいことなんですが、この遊びの盛り上がるポイントは2点。1つはゲームを起動してロゴ~オープニングデモの流れ
「SQUARE SOFT」のロゴが出るだけで大盛り上がりですよ。それにサッカーゲームになるとRPGなどに比べてプレイ人口が少ないので、オープニングデモが流れてもなお解らない。雰囲気を盛り立てるリアルな一枚絵が幾つか出て、最後にやっとタイトルが出てきた時の

(――知らねえ……)

感。

良いです。

そしてもう1つ、とりあえず遊んでみた時の意外な盛り上がり。
一番盛り上がったのはスーパー競馬です。
このゲーム、実在の馬名や騎手名ではないっぽいんですが馬券を買って観戦するモードがあります。

とりあえずロードしてみたら2000万円くらい資金あるし、「武豊」っぽい騎手(「タゲ」)がいるし、「まあ武豊なら間違いないだろ」と。
ところがいざ買おうとしたら、買う枠を指定する画面に切り替えると騎手名や馬名の情報が非表示になる。
「なんか6番くらいじゃなかった?」「うん、たぶん6番だ」「じゃあ6番に賭けちゃえ」
と、7ケタ最大限に入力し、6番単勝500万円一本買い。

で、いざ買ってレース前に再度データが出てくると、タゲ5番枠だったんですよね。

6番誰だよと。もう名前も覚えていませんが。
とりあえずタゲじゃない。
知らない奴に500万円つっこんだぞ。

もうレースが始まっちゃう。ええと、6番の、誰か解らないけど、がんばれ。
めっちゃくちゃ出遅れるんですよね。
5番枠が早い。
そもそもこのレースが何メートルなのかすら誰も見ていないけれど、とにかく6番枠が実況テキストにも乗ってこない。

そのまま最終コーナーへ。
すると、6番は結構な「追い込み」だったんです。
最後のコーナーを抜けてから最後の直線で突如順位を上げ、先行の馬を抜いていくタイプのことです。

半馬身ほどで1着となり、配当金2800万が転がり込みました。
ラストは競馬場のように全員で絶叫で御座います。もちろんマスクごしに。
これは競馬にハマる人の気持ちもわかるわと。誰も馬の名前を憶えていませんが。

存分に楽しんだ末には妙な達成感と、「また10本パック買ってくるか……」「手稲の万代(リサイクルショップ)にあった気がするな……」という次なる目標が残りました。

いや、本当に面白かったんです。
ご興味のある方はスーファミ実機をご用意のうえ、気の合うご友人ご家族と遊んでみてください。
面白いゲームが入っているかは保証しませんが。
ノークレームノーリターンで。
 

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