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2020年7月25日土曜日

HOHNER melodica alto と格闘中です

いい天気なので、また鍵盤ハーモニカを直すことにしました。

今回はこれです。


melodica alto。ドイツのホーナー社製です。

2020年5月23日土曜日

2020年5月22日金曜日

楽器図鑑・ティンヤ?

表立って活動していないついでにブログもしばらく更新していませんでしたので、またひとつ部員の私物をご紹介します。


恐らく、「ティンヤ」と思われます。動物の皮を使ったペルーの太鼓です。
思われるというのは調べてもよくわからなかったためですが……

まず上図の通り、割と大きいです。
右下に500円玉を置きましたが、直径は大体30cm。厚みも8cmほどあります。
今は皮がだるだるになっているため指で叩くと、ぼんぼん、という締まりのない低い音が鳴りますが、実際にはマレットを使って、中低音域で拍を取るように叩くものと思います。


厚みもあるということで横にしても自立します。
で、何か書かれているわけですが、


「平成4年 5/5(火,祭) 西?松レポートフェア'92 ペルーのアルパカ皮タイコ \6500」
(?部は認識不能だった文字)

残念ながら調べても情報は得られませんでした。
※今回この楽器はオークションで今年の3月に入手しています。

で、とりあえず「アルパカ皮太鼓」と呼ぶのもちょっと楽器の名称としてはまとまりがないので調べてみたわけですが。

ペルーのこういう太鼓といえば、南米の大衆音楽フォルクローレで用いられる「ボンボ」という両面太鼓がメジャーです。
画像検索してみると確かに似た楽器が出てきます。


ただ、多くの画像において胴が深いんですよね。ブラジルのスルドみたいに。

一応『打楽器事典(網代景介・岡田知之/音楽之友社 1994年版)』を紐解くと、
スペイン、ポルトガル、南アメリカの両面太鼓。音色は低くにぶい。地域により大小、また胴の深いもの、浅いものなどがある。胴は木製で、皮の締め方に特徴があり、皮わくに直接ひもを通さないで、皮わくの穴に輪をつけて、その輪にひもを通して皮の張力を調節するようになっている。
とあります。

「胴の深いもの浅いものがある」っていうのがめっちゃアバウトです。大小と深浅が違ったらもう演奏上の役割は異なるんじゃないか(それこそ上図検索結果のレベルで違ったらもう別物)。とはいえこれを都合よく信じるなら実物も「ボンボ」と呼んで差し支えないでしょう。

ただ、「皮わくに直接ひもを通さないで、皮わくの穴に輪をつけて、その輪にひもを通して皮の張力を調節する」という特徴には沿っていません。

この文章どういうことかというと、皮のヘリを経由して逆V字に張られた2本の紐に輪を通しておき、その輪を引き下げることで紐が締め付けられ皮の張力に影響する仕組みのことです。
ネパールの「マーダル」などにもみられる特徴です(下図 これも部員私物……)。


ということで例のブツはこの特徴を持たず(notボンボであり)、フォルクローレで用いられる、8cm程度の厚みの、動物の皮を用いた太鼓――となるわけです。

そこで探し回るうちにたどり着いたのが、英語版Wikipedia「Tinya」。
→ https://en.wikipedia.org/wiki/Tinya
a small handmade drum of leather which is used in the traditional music of the Andean region, particularly Peru.
(ペルーを中心にアンデス地方の伝統音楽に使用される、革製の小さな手作り太鼓)
う~ん、ティンヤ?

「ティンヤ」という楽器、前述の『打楽器事典』にも無かったのですが、調べてみると下記「サロン・ド・フォルクローレ」なるwebサイトにおいて、同じようなサイズで例の張力調整の仕組みを持たない太鼓が「ティンヤ」と紹介されてもいます。
→ https://ganagona.com/ryu3f/salon/gakki/perc.html

う~ん、ティンヤ?

何せ写真はあるものの、体系的に特徴を述べた文章が見当たらなかったため決定とは言いにくいのですが、そういうわけで……恐らく、ティンヤ……の紹介でした。
 

2020年3月7日土曜日

楽器図鑑・スプリングドラム


スプリングドラムは、円筒の一端に鼓面とバネをとりつけた楽器です。
鼓面はモノによって写真のように角度がついていたり、あるいは平坦だったりします。

振る事でバネの振動が鼓面と空洞に伝わり、それがどういうわけかうまいこと響いて「ゴォオオオオオオ……」という低い音を鳴らします。科学ですね。

この音の特徴からサンダードラム、ストームドラムとも呼ばれることがあり、写真でも筒に雷がデザインされています。

振るだけというシンプルさからワケもなく鳴らしたくなる楽器のうえ、身近なもの(針金、お茶缶、厚紙など)で作れることから工作の題材にもなっていますが、不穏さ・危機感を煽る音のためか、実体験として乳幼児にはひどく受けが悪いです。

楽器図鑑・カズー


カズーは大きさの異なる口を両端に持つ筒状の楽器で、大きい方の一端に口をつけ、声を出すことによって演奏します。
筒の途中にもうひとつ穴が開いており、そこに張られた薄い膜に声が共鳴し、ビリビリとした音となって聞こえる仕組みです。

膜はポリプロピレン製と思われますが、古くは羊皮紙やネギの薄膜を用いていたそうです。破損時はレジ袋で代用することができます。
つまりちょっと張る程度の強度のあるものなら良いというか、セロファン的なものですね。考えてみるとカズーの音は柳沢慎吾の無線芸の声に近いものがあります。

発祥はアフリカ。楽器としてではなくおもちゃとして販売されることが多いフシがあり、トランペットやトロンボーンの形を模したものもあります。

ちなみにこうした、管に膜を張って響かせる仕組みを持つ楽器を、全般的にミルリトンと呼びます。

即ちカズーもミルリトンなのですが、マリンバ等木琴の共鳴筒に膜を張る場合もミルリトンというので、やや学術的な分類に用いる用語のように思われます。
現在では区別のためか、冒頭の写真の仕組みとは逆に「円筒の端に膜」「横穴から口をつける」タイプをミルリトンと呼び、それ以外はカズーとする例が多いようです。

2020年1月26日日曜日

楽器図鑑・レインスティック


「レインスティック」はインディオの雨乞いに使われた楽器で、枯れたサボテンの中に小石や種などを入れ、除去したサボテンの針を外側から内側へ刺し込む、という手法で作られています。

傾けることで内容物がサボテンの針に触れながら落ちていき、雨が葉や幹に当たるような、「ぱらぱらぱら……」と言った高い音が鳴ります。

材料の都合上、太さや長さはまちまちですが、写真のもの(「サウンドテスト」や今月上旬の「超やわらか大作戦!」など過去のライブで使用)は長さ70cm、直径4cmほどです。

雨の音が気持ちを落ち着かせるということで人気があり、(場合によってはヒーリング雑貨というくくりで)エスニック雑貨店でよく取り扱われているものの、反対に楽器専門店ではほぼ見かけないイメージ。

安価なものは2000円程度なので民族楽器初心者でも手を付けやすいですし、ラップの芯とつまようじでの工作も可能です。

2020年1月16日木曜日

楽器図鑑・フレクサトーン

札幌ゲー音部には様々な楽器が登場します。
中にはあまりご自宅では見かけないものもありますので、不定期で部員の私物を紹介していこうかと。


これは「フレクサトーン」です。

小さな球を両面に固定した金属の板に、枠状の取っ手をつけた楽器で、金属の板は指で押さえるとしなるようになっています。
また、球も振り幅があるため、楽器全体を揺らすことによって板にカチカチと当たる仕組みになっています。

この楽器は、取っ手を手全体で握りつつ、その親指を金属板の先端に添えるように持ちます。
そして楽器全体を振りながら金属板をしならせることによって、
「ひょわわわわわわわわわ」
……と言えばいいのか? そういう音が鳴るんですよ。
いや、ほんとですって。
手首を振りながら、親指で鋼板を圧したり、ゆるめたりすると、球が鋼板にあたって独特の音を発する。手首を振る事によって音がでるので、音はつねにトレモロのような感じになり、単発の音はだしにくいし、強弱もはっきりとはつけにくい。
親指の圧し方の加減で音程をつくることができる。
(『打楽器事典』網代景介・岡田知之/音楽之友社 1981年発行)
さすが事典、ちゃんと説明していますね。

この事典によると1920年頃のイギリスで発明楽器として特許が登録、1924年にニューヨークで「フレクサトーン」という呼び名が付けられたそうです。
(追記)「フレクサ(Flexa)」は、仕事の勤務形態にも使われる「フレックス(曲げる・柔軟)」の活用です。

あと、音色については「ニュータイプ 音」で検索するとスムーズです。

ちなみに現代音楽や昔のアニメ曲では良く使われていたのですが、ゲーム音楽では『花と太陽と雨と』(グラスホッパーマニファクチュア/ビクターインタラクティブソフトウェア 2001年 PS2)のオープニングムービーしかパッと思いつきません。