2020年5月23日土曜日

2020年5月22日金曜日

楽器図鑑・ティンヤ?

表立って活動していないついでにブログもしばらく更新していませんでしたので、またひとつ部員の私物をご紹介します。


恐らく、「ティンヤ」と思われます。動物の皮を使ったペルーの太鼓です。
思われるというのは調べてもよくわからなかったためですが……

まず上図の通り、割と大きいです。
右下に500円玉を置きましたが、直径は大体30cm。厚みも8cmほどあります。
今は皮がだるだるになっているため指で叩くと、ぼんぼん、という締まりのない低い音が鳴りますが、実際にはマレットを使って、中低音域で拍を取るように叩くものと思います。


厚みもあるということで横にしても自立します。
で、何か書かれているわけですが、


「平成4年 5/5(火,祭) 西?松レポートフェア'92 ペルーのアルパカ皮タイコ \6500」
(?部は認識不能だった文字)

残念ながら調べても情報は得られませんでした。
※今回この楽器はオークションで今年の3月に入手しています。

で、とりあえず「アルパカ皮太鼓」と呼ぶのもちょっと楽器の名称としてはまとまりがないので調べてみたわけですが。

ペルーのこういう太鼓といえば、南米の大衆音楽フォルクローレで用いられる「ボンボ」という両面太鼓がメジャーです。
画像検索してみると確かに似た楽器が出てきます。


ただ、多くの画像において胴が深いんですよね。ブラジルのスルドみたいに。

一応『打楽器事典(網代景介・岡田知之/音楽之友社 1994年版)』を紐解くと、
スペイン、ポルトガル、南アメリカの両面太鼓。音色は低くにぶい。地域により大小、また胴の深いもの、浅いものなどがある。胴は木製で、皮の締め方に特徴があり、皮わくに直接ひもを通さないで、皮わくの穴に輪をつけて、その輪にひもを通して皮の張力を調節するようになっている。
とあります。

「胴の深いもの浅いものがある」っていうのがめっちゃアバウトです。大小と深浅が違ったらもう演奏上の役割は異なるんじゃないか(それこそ上図検索結果のレベルで違ったらもう別物)。とはいえこれを都合よく信じるなら実物も「ボンボ」と呼んで差し支えないでしょう。

ただ、「皮わくに直接ひもを通さないで、皮わくの穴に輪をつけて、その輪にひもを通して皮の張力を調節する」という特徴には沿っていません。

この文章どういうことかというと、皮のヘリを経由して逆V字に張られた2本の紐に輪を通しておき、その輪を引き下げることで紐が締め付けられ皮の張力に影響する仕組みのことです。
ネパールの「マーダル」などにもみられる特徴です(下図 これも部員私物……)。


ということで例のブツはこの特徴を持たず(notボンボであり)、フォルクローレで用いられる、8cm程度の厚みの、動物の皮を用いた太鼓――となるわけです。

そこで探し回るうちにたどり着いたのが、英語版Wikipedia「Tinya」。
→ https://en.wikipedia.org/wiki/Tinya
a small handmade drum of leather which is used in the traditional music of the Andean region, particularly Peru.
(ペルーを中心にアンデス地方の伝統音楽に使用される、革製の小さな手作り太鼓)
う~ん、ティンヤ?

「ティンヤ」という楽器、前述の『打楽器事典』にも無かったのですが、調べてみると下記「サロン・ド・フォルクローレ」なるwebサイトにおいて、同じようなサイズで例の張力調整の仕組みを持たない太鼓が「ティンヤ」と紹介されてもいます。
→ https://ganagona.com/ryu3f/salon/gakki/perc.html

う~ん、ティンヤ?

何せ写真はあるものの、体系的に特徴を述べた文章が見当たらなかったため決定とは言いにくいのですが、そういうわけで……恐らく、ティンヤ……の紹介でした。
 

2020年4月5日日曜日

札幌ゲー音部 以降活動のお知らせ

しばらくブログが更新されていないなーと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は3月にも通常活動をしていました。

が、昨今の新型コロナウイルス情勢を鑑み事前告知は部員内のみ、見学のご参加受付も部員の直接のお知り合いのみとしておりまして、事後報告とさせて頂いた次第で御座います。

そして以降もこの運用を継続します。

ということで札幌ゲー音部通常活動につきましてはしばしの間、
・実施する場合、事前告知は現部員にのみ展開
・部員の直接のお知り合いの方で見学ご希望の際は、部員を通して活動実施予定の確認とご連絡をおねがいします
とさせて頂きますので、ご容赦くださいませ。

とりあえず夏ごろまでは、とは考えておりますが、何せ見込み不明です。
随時状況見ながら元のオープンな活動に戻っても大丈夫、となりましたら改めてこちらでお知らせしますので、よろしくお願いします。

2020年3月8日日曜日

『けづるの個展』にお邪魔してきました

けづるくん(@kezuru_)は「札幌ゲー音部」の部員でもありますが、イラストパフォーマンスにおいても様々な活動をしています。

ということでその活動のひとつとなる『けづるの個展』が今月の1日から次の土曜日14日まで行われておりまして、昨日お邪魔してきました。


「幻想的な世界観」として多くのファンを持つけづるくんの絵は、可愛らしい画風で描かれたごく近い日常の風景のようでありつつ、その絵の中にあるであろう別の日常を感じさせるように思われます。
いやいや、ゲー音部ブログとして絵の感想を長々綴るのはやめておきまして、実際に足を運んでみて頂ければと思います。


場所は我らがメイプルリーフクラブ
みなさまそろそろ覚えて頂けましたね? メイプルリーフクラブ。
PCでこのブログを閲覧している場合は右カラムにもリンクがありますので、ご確認の上、各位Googleマップに登録しておいてください。

日本酒、ビール、ワイン等いずれもマスターこだわりの品を揃えております。
あと餃子が美味しいです。他にもおつまみ、お食事メニューあり。

けづるの個展
2020年3月1日~3月14日 
北海道札幌市豊平区豊平2条2丁目1−8 二階左
「メイプルリーフクラブ」
入場料:無料(バー営業時間帯のため、1drinkのオーダーをお願いしております)
※以下の告知画像、及び、けづるくんの属する「河童団」ブログ内告知記事もご参照ください


2020年3月7日土曜日

楽器図鑑・スプリングドラム


スプリングドラムは、円筒の一端に鼓面とバネをとりつけた楽器です。
鼓面はモノによって写真のように角度がついていたり、あるいは平坦だったりします。

振る事でバネの振動が鼓面と空洞に伝わり、それがどういうわけかうまいこと響いて「ゴォオオオオオオ……」という低い音を鳴らします。科学ですね。

この音の特徴からサンダードラム、ストームドラムとも呼ばれることがあり、写真でも筒に雷がデザインされています。

振るだけというシンプルさからワケもなく鳴らしたくなる楽器のうえ、身近なもの(針金、お茶缶、厚紙など)で作れることから工作の題材にもなっていますが、不穏さ・危機感を煽る音のためか、実体験として乳幼児にはひどく受けが悪いです。

楽器図鑑・カズー


カズーは大きさの異なる口を両端に持つ筒状の楽器で、大きい方の一端に口をつけ、声を出すことによって演奏します。
筒の途中にもうひとつ穴が開いており、そこに張られた薄い膜に声が共鳴し、ビリビリとした音となって聞こえる仕組みです。

膜はポリプロピレン製と思われますが、古くは羊皮紙やネギの薄膜を用いていたそうです。破損時はレジ袋で代用することができます。
つまりちょっと張る程度の強度のあるものなら良いというか、セロファン的なものですね。考えてみるとカズーの音は柳沢慎吾の無線芸の声に近いものがあります。

発祥はアフリカ。楽器としてではなくおもちゃとして販売されることが多いフシがあり、トランペットやトロンボーンの形を模したものもあります。

ちなみにこうした、管に膜を張って響かせる仕組みを持つ楽器を、全般的にミルリトンと呼びます。

即ちカズーもミルリトンなのですが、マリンバ等木琴の共鳴筒に膜を張る場合もミルリトンというので、やや学術的な分類に用いる用語のように思われます。
現在では区別のためか、冒頭の写真の仕組みとは逆に「円筒の端に膜」「横穴から口をつける」タイプをミルリトンと呼び、それ以外はカズーとする例が多いようです。

2020年2月12日水曜日

国本剛章さんの新作CDが発売します

国本剛章さんといえば、かつてハドソンのゲームソフトにおいて『チャレンジャー』『スターソルジャー』『忍者ハットリくん』『迷宮組曲』『ボンバーキング』『桃太郎伝説』『カトちゃんケンちゃん』『遊遊人生』など多くの作品で名曲を作り続け、現在もゲームへの音楽提供、ライブ出演を数多くされている音楽家です。

いや、「など」にしては例を出し過ぎた気もしますが、それだけゲーム音楽の歴史において重要人物であり、且つ、ゲー音部にとっても関わりの深い方です。

遡る事10年程前、札幌ゲー音部元部長・さば夫との出会いをきっかけに、以降毎年主催ライブ『サウンドテスト』にご出演頂いており、そのユーモアとグルーヴ感溢れるステージで観客のみならず我々部員を熱――

永遠に書く事になりそうなので本題ですが、ええとですね、国本さんが新作CDを発売されます。

その名も「キノコ国本剛章 History  Vol.2 スターニンジャ」

1986年発売の『忍者ハットリくん』『スターソルジャー』から、未発表音源、及び最新アレンジ楽曲を計37トラック収録したスペシャルCDで御座います。

こちら、Amazonでの販売ページは現在ご準備中とのことですが、2月15日の東京ゲーム音楽ショー、及び3月1日のM3にて先行販売されます!

ちなみにVol.1は「キノコ国本剛章 History  Vol.1 チャレンジャー」です。
こちらはAmazonゲーム探偵団からお求めいただけます。

で、このスターニンジャなんですが、札幌ゲー音部部員・amaやん、元部長・さば夫もアレンジを提供しております。
まず語呂として、amaやんのトラックがamazonでというのがいいですね。それだけです。

他にもゲーム音楽演奏界隈では馴染みのある方が複数参加。勿論国本さんご本人のバンドも収録されております。
ぜひぜひお買い求めくださいませ。